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ゲームとスポーツの境界線

健康福祉員会で40分の質疑応答をした。

今回メインで扱ったテーマは主に2点。

〇ひきこもり等に関する調査の結果について

〇信州ACEプロジェクトの取組結果について

ここでは備忘録として趣旨を述べたい。

ひきこもり調査は今年の2月に長野県が民生委員の協力の下に実態を調査したもの。

詳細はこちら https://www.pref.nagano.lg.jp/chiiki-fukushi/happyou/20190617press.html

県内でひきこもりに該当する者の総数は2,290名にのぼるとのことであった。

もちろんこれは表面化した数字に過ぎず、

潜在的にはもっと多くのひきこもりに該当する者がいるだろう。

「本当は社会との良好なつながりをもちたい」という方がいれば、

「特に日常生活に苦慮していることもなく、放っておいてほしい」という方もいる。

一概にこうすべきだという先入観をもたず、

今後のさらなる調査やきめの細かい対応が求められる。

質疑では同調査結果の不明瞭点を質すとともに、

ひきこもりはゲーム障害と親和性があるという研究を題材に、

昨今のゲーム障害について議論をした。

元農林水産省事務次官の刺殺事件は記憶に新しい。

元次官の息子は長年ひきこもりがちで、

中学生時代から激しい家庭内暴力を繰り返していたという。

家ではオンラインゲームに依存した生活を送っていたとのことだ。

遡ること、事件のちょうど1週間前の5月25日。

WHO総会はオンラインゲームやテレビゲームのやりすぎで日常生活が困難になる「ゲーム障害」を、「国際疾病分類」として承認している。

ゲーム依存症を薬物やアルコール、ギャンブル依存などと並ぶ思い疾病として、

国際機関が警鐘を鳴らしたことになる。

ゲーム依存症の患者は30代から50代まで幅広い年代で増えつつある。

スマホの普及で今までゲームをしてこなかった層にも裾野は広がっている。

予防策を含め、ゲーム依存症への対応は日に日に迫られることになりそうだ。

ただ委員会でも述べたが、

「ゲーム=悪」ではないことには充分注意したい。

17歳以上の子どもが対象になるようなロールプレイングなどの複雑なゲームは、

子どものストレス発散につながり、

創造性や忍耐力を培うのにむしろ良い影響があるという研究結果もある。

また最近ではe-sportsが話題になっている。

2024年にはオリンピック競技になる可能性もあるとのことで、

ともすれば今までは「ゲーム」とされていたものが、

これからは「スポーツ」の領域で様々な効用をもたらすことがあるのかもしれない。

長野県内でも高校でe-sportsの部活ができたり、

まちづくりに活用しようという動きが活発化してきた。

どこからどこまでが良くて、何が悪いのか。

「ゲーム」の再定義が必要な時期が来ているのかもしれない。