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『「森林県」から「林業県」へ』の警鐘

思い起こせば、大北森林組合の問題もアクションプランのもとに

「これくらいは間伐ができるはずだ」という考えに立脚し、

無理な予算消化(架空の間伐作業等)を引き起こしてしまった。

大北森林組合補助金不正受給事件にしても、

F・POWERプロジェクトにしても、

どちらにも通ずるのは、「地域のあるべき森林の姿」を置き去りにして、

人間の生業としての林業をあまりに優先させてしまった点ではないか。

まずは地域ごとにどのような森林の姿があるべきかを徹底し、

時間はかかってもそれらを実現していく過程で

毎年の木材成長量=自然の恵みを享受しながら持続可能な林業を営むべきだ。

森林資源が一斉に伐期をむかえていることで、

「とりあえず伐らなければ」という

なんとなく焦りのようなものを行政から感じる。

最近は『「森林県」から「林業県」へ』という長野県のスローガン

に疑念を感じるようになった。

「林業県」という言葉には、森林経営ありきのスタンスが滲みとれる。

自然と共存し、環境と経済を両立させる「森林県」こそは

令和の長野県にふさわしい姿ではないかと思う。