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自転車政策

自転車政策について今回の一般質問で取り扱った。

以下原文を一部抜粋してご紹介したい。

(中略)
さて今回この自転車を議題にしたのは、条例制定の動きともうひとつ、偶然にも1か月前、自転車レーンの塗り替え作業をしたことがきっかけです。これは、私が所属するまちづくり団体が、地域住民や松本市の理解・協力を頂きながら、松本城前の大名町通りの色あせた自転車レーンを塗装し直そうという試みで、当日は家族連れなど市内外の約60人が参加しました。さわやかな秋晴れのもと、またかすかにギンナンの香り漂う中、参加者がわきあいあいとペンキのついたローラーを使って公道を補修する光景には、住民自治の原点をみた気が致しました。一方で、それからというもの、私自身もより自転車道路に注目するようになり、いくつかの素朴な疑問を抱き始めました。
例えば市の方針に従って私たちが作業で使ったのはベンガラ色という、赤みを帯びた茶色で、道路上には大きく漢字で「自転車専用」の白い標記もあります。この漢字標記は外国人観光客の目にはどう映るのか、ということもありますが、それはそれとして、かたや周辺市町村でよく見かけるレーンの色はブルーカラーであり、路面標示もロゴが用いられていたり、文字であっても、その態様は様々であります。また市町村の取組みとしてみてみると、例えば松本市では1999年に始めた無料レンタルサイクルを将来的には廃止する方針であり、来春には主に市民向けの有料シェアサイクルを導入する予定です。より市民向けの施策を、ということでこのような運びになったと承知しておりますが、この廃止予定となる無料レンタルサイクル事業もことに観光客には好評で、利用者は前年の2倍に伸び、利用者の9割が市外となっています。県としては、このような需要を引き続き掘り起こしながら、たとえば市内で借りた自転車を近隣市町村で返せるような仕組みを整備するなど、より広域的な好循環につなげていくことも一案ではと考えます。そこで、サイクルツーリズムが推進される今般、市町村の境をまたいだ広域的な地域づくりにはどのような課題があるのでしょうか。とりわけ、自転車専用道路の色の統一化、道路標識や看板の統一化、レンタルサイクルの広域化について、どのような認識をもっているか、県民文化部長に伺います。
いましがたサイクルツーリズムと申しましたが、いまや長野県を代表するサイクルイベントとなったのが、「アルプスあづみのセンチュリーライド」です。松本市から白馬地域までを自転車で駆け巡るこのイベントは年々参加者が増え、10回目を迎えた今年は4月5月の2回の催しで延べ参加者数が4000名に迫ることとなりました。注目すべきは参加者の約9割が県外者であることで、当然宿泊や飲食にも顕著な経済効果が表れているわけであります。先日この実行委員会の方々とお話する中で、「サイクリストはまだまだこのようなコースを求めている。それは必ずしも中信平だけではなくて、北信・東信・南信にもそれぞれのサイクルコースとしての良さと可能性が眠っているし、場合によっては長野県全体を自転車の輪のようにひとつにつなげば、サイクリストにとって垂涎の的となる。」という言葉は大変印象的でした。山道や峠道をものともせず、1日の周遊行動が数十キロに及ぶハイユーザーやミドルユーザーにとっては、例えば直観ではありますが、日本を代表するハイブランドな土地柄である軽井沢と、いま欧米人に爆発的に人気が出ている馬籠、妻籠を結ぶ中山道などはたいへん魅力あるコースになるのではないでしょうか。道中では時には佐久地域に数多く残る宿場町で歴史の営みを感じてみたり、時には諏訪湖畔で温泉につかってみたり、時には塩尻で地元産ワインや格式高い日本酒を味わってみたりと、サイクリストに豊富な体験を提供できるはずです。さらに千国街道や善行寺街道などとうまく結びつけることによって、サイクリストの聖地がいま「瀬戸内しまなみ海道」であるならば、こちらはまさに「信州やまなみ街道」として、それと双璧をなすポテンシャルを有していると感じます。旧街道を活用したサイクリングコースの有用性について、観光部長に見解を求めます。
最後に、知事にお尋ねします。知事は先月の台湾訪問で、ジャイアントグループの最高顧問と自転車を通じた観光振興について意見交換をされました。あらためて本県の自転車活用についてどのような可能性を感じておられるでしょうか。また2014年、愛媛県の招きでしまなみ海道のサイクリングイベントに参加したジャイアントの創業者が、このコースをブログで絶賛、しまなみ海道は一気に認知度が上がり、この愛媛県を追っていま各県がしのぎを削っています。他県に負けないという意味でも、また本日、各部署各方面にそれぞれ質問いたしましたが、より効率的かつ集中的に自転車政策を推進するためにも、自転車担当課の設置が必要と考えますがいかがでしょうか。この提案についての知事の見解を求め、一切の質問といたします。