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教育にエビデンスを。

先日、BSのプライムニュースをたまたま見ていたら

〝「学力」の経済学〟という本が紹介されていたので購入してみた。

感想としてはとても面白かった。

言われてみれば確かに教育という項目は、

日本中の人々が一定の教育課程を経験し、

また子どもができればまた改めて教育を考えることになり、

身近であるという意味では比較的議論をしやすい分野である。

しかしそれ故に、学校関係者のみならず、

教育評論家や子どもの専門家なる方々を含めて

たくさんの人たちがカクカクシカジカを言う中で、

我々の拠って立つべき指針は見失われがちである。とすれば、

「どこかの誰かの成功体験や主観に基づく逸話ではなく、

科学的根拠に基づく教育を。」という主張には与しやすい。

本の中では様々なことが紹介されており、

例えば「少人数学級には効果があるのか?」という章がある。

シカゴ大学のヘックマン教授らは、

「長期的に見ても【1学級あたり生徒を5人減少させる投資】は、

決して【賢い投資】とはいえない」と主張しているらしい。

また、残念ながら日本では教育政策の効果測定がほとんど行われていないため、

少人数学級に関する議論でも、

信頼できるデータや分析に基づくエビデンスがほとんど示されていないとのこと。

全文を紹介するわけにはいかず、

興味のある方にはぜひ実際に購読して頂くこととして、

これらを読み進めてくると、私にはひとつの懸念が生まれてくる。

あれ、長野県が力を入れて数年来取り組んでいる、30人規模学級編成事業、

「信州少人数教育推進事業」は【賢い投資】ではなかったのか・・・。