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小中高一貫教育校をみる

ヘルシンキ大学付属の小中高一貫教育校を視察した。
小学校から大学までを運営しているため、
教師を志す教育学部生の訓練・養成所の機能を担っている。
我々には学校長のマリア氏が対応してくれた。
フィンランド教育の特徴として
ほぼすべての学校が公立校であり、また無償化が徹底されている。
歴史的に隣国ロシアやスウェーデンの支配下にながくあり、
際立った資源がなかったフィンランドにとって
教育こそは国の行く末を左右する最重要項目だという共通認識をつくったという。
国が責任を持って子どもたちの教育をつくり、
教材や給食費などまで無償化されている。
むしろ、私費を投じることが罰せられるほどの徹底ぶりだ。
この視察ではフィンランドの教育システムや教員養成課程の詳細をご教示頂いた。
ひとつ大変に感心したのは、
教師たちで構成される「学びの環境を考えるチーム」があるということ。
先生たちが協力してどうすれば生徒と教師にとって快適な学校になるかを継続的に考える仕組みがあるという。
そしてそのチームには2種類あって、
ひとつは視覚を通じて考えるチームと
ふたつには空間づくりを通じて考えるチーム。
教室を出たところに日本の公立校ではなかなか見ないような、
生徒や教師がリラックスして自然な雰囲気の中で語らいあうスペースがあったがこれらはそのチームの影響だとのことだった。
この学校のみならず、
フィンランドでは「信頼と尊敬」を人間関係のベースとして徹底しているので教師たちは生徒たちに対して抑圧的にならないし、生徒たちが教師を軽んずることもない。
空間づくりとして大変参考になったが、
生徒と教師の対等な関係が構築されているからこそ、
ひときわ魅力的な空間に見えたのだと思う。